韓国フライドチキン、食べた事ありますか?
私は今まで職業柄、日本の唐揚げも含めて色んな国のフライドチキンを食べてきましたが、もしかしたら一番おいしいと思ったかもしれません。
今回はそんな私が韓国料理へのリスペクトも込めて、今までで一番美味しいと思えるレシピを作りました。ぱっと見すごく辛そうに見えるかもしれませんが、コチュジャンの辛さというのは比較的マイルドです (商品によるので辛さのレベルは確認しましょう)。
ビールやコーラと一緒に食べるともうホントに最高です!
韓国とアメリカのフライドチキンの違いは?
アメリカをはじめとする欧米のフライドチキンは、衣の代わりにバターミルク (牛乳からバターを作った時に残った液体で、酸味のある牛乳のような味)を使ったりバターミルクに鶏肉を漬けたりします。
そして小麦粉にはスパイスをふんだんに混ぜるのが一般的です。
KFC (ケンタッキーフライドチキン) のCMとかで「カーネルサンダース秘伝のスパイスミックスで..」みたいな宣伝文句を聞いたことがある方もいると思います。
この「バターミルク」x 「スパイス」が欧米フライドチキンの核の部分と言えます。
一方韓国バージョンはこのどちらも使わない場合がほとんどです。 (人によってはガーリックパウダーなどを使う事もあります)
その代わり韓国フライドチキンには、象徴的な赤いソース (ヤンニョムと呼ばれます) がかけられることが有名です。(現地ではソースにも種類があったりソースなしのバージョンもあるそうですが、世界的に一番有名なのはこのソースだと言えます)
このヤンニョムのメインの材料というのはコチュジャンです。
コチュジャンは味噌やキムチと同じ発酵食品で、それ自体が強い旨味を持っています。そしてこのヤンニョムこそが、韓国フライドチキンという料理を世界的に有名にした立役者だと言えます。
因みに私はこのレシピを作ってから、欧米のものより韓国のフライドチキンの方が好きになりました。
まだ食べたことないよ〜っていう方は、是非トライしてみてください!
【出来高】2-3人前 【準備時間】20-30分 【調理時間】5-10分 【保存】(ソース) 冷蔵庫で2週間 【難易度】 E *(A=難しい E=簡単)
[材料] (2-3人前)
-鶏もも肉 600g
-昆布塩 小さじ1 (6g)
-砂糖 小さじ1/2 (2.5g)
-酒 大さじ1 (15ml)
(昆布塩)
-塩 50g
-昆布 4g
(スパイシーソース)
-水 大さじ4 (60ml)
-醤油 大さじ2 (30ml)
-ケチャップ 大さじ4 (60g)
-にんにく (皮を剥いた状態で) 10g
-砂糖 大さじ6 (90g)
-コチュジャン 大さじ4 (80g)
(バッター液)
-水 150ml
-強力粉 60g
-米粉 30g
-昆布塩 小さじ1/2 (3gg)
-卵 1 (50-60g)
(粉)
-強力粉 100g
-米粉 100g
-黒コショウ 適量
[レシピ動画]
(Chapter)
0:00 鶏肉準備
1:51 スパイシーソース
3:05 バッター液
4:08 鶏を揚げる
[作り方]
[Chapter 1: 鶏肉準備]
鶏ももを大きめの塊に切ります (サイズはお好みですが小さすぎると調理中水分が流出しやすいので、なるべく大きめがオススメ)
酒、砂糖、昆布塩を混ぜます
それらを鶏肉に混ぜ、10-20分常温に置きます
*ここまでは最大24時間前に準備しておけます。その場合、肉を常温に置いておく時間を10-20分長くとりましょう。(気温によって調整)
[Chapter 2: チリソース]
材料を全て混ぜて、30秒中火で沸騰させて完成
[Chapter 3: バッター液]
バッター液の材料を全てまぜます
粉の材料も全てまぜます
[Chapter 4: 鶏を揚げる]
揚げ油を195-200℃に熱します
その間に鶏肉に衣をつけます(粉→バッター→粉)
衣は肉の水分を守り、ザクザク食感を生むのでたっぷりつけましょう
油が温まったら肉を投入。3分半揚げます(一度に最大3つまで)
火加減を調整しながら、170-175℃に油の温度を保ちます
2分ほど経ったら肉を裏返します
揚がったら網の上で3分休ませます
ソースをたっぷりつけて、コーラやビールと共にサーブしましょう!
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