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みりん(味醂)
みりんは、主に米から作られた甘いお酒で、食品に風味と光沢を与えます。
みりんの代替品は?
みりん(味醂/みりん)は米からできています。
ですから、みりんの代わりに酢や甘口ワインを使うのは、原料と製法が全く違うのでお勧めしません。
私のおすすめは、水とその半量の砂糖を混ぜた物を使用することです。
基本的に、アジア食材の代わりに西洋の食材を使用すると奇妙な味になります。そしてそれは反対の状況でも同じです。
これらは共に、異なる成分で異なる目的のために作られています。
なぜみりんは甘いの?
みりんには焼酎もしくはお酒、「米麹」等も入っています
*焼酎(焼酎:米、大麦などで作られた日本の蒸留飲料)
※米麹は、蒸し米に「麹菌」をつけて育てた発酵食品です。
これらすべての材料を混ぜ合わせた後、数ヶ月熟成させて作られます。
その間、「麹菌」の働きによって複雑な風味と甘さが生まれます。
つまり、甘さの秘密は熟成と、発酵食品である麹の力が大きいと言えます。
なぜみりんを使うと料理にツヤがでるの?
みりんに含まれる糖は、食品に光沢のあるコーティングを形成します。
みりんにはいろいろな種類の糖があり、これらが 化学反応を起こす事であのツヤが作られます。 砂糖も同じ働きをしますが、みりんほどのツヤは出せません。
因みに、ツヤを際立たせたい場合、みりんは最後に加えると効果的です。
また、みりんにはアミノ酸が含まれているので、料理に旨味も加えます。
質の悪いみりんを避けるには?
必ず「本みりん/本味醂」と書かれた商品を購入してください。
基本的に本みりんは上記のような伝統的な方法で作られたもので、品質も良いです
また、「みりん風調味料/味醂風調味料」と呼ばれる別の種類のみりんもあります。
本みりんより安いですが、製造工程をスピードアップするために人工成分が含まれているので、味と甘さは本みりんほど上品ではありません。
しかし本みりんが約14%のアルコールを含んでいるのに対し、こちらにはアルコールはほとんど含まれていません。
なので、あなたが住んでいる場所でアルコールの販売が許可されていない場合や、ドレッシングなどでそのまま使用する場合は便利な存在です。
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